音響測深機を使用して津波で流出したガレキの状況マッピングを作成しました。計測したデータよりガレキ種類を判別できる精度は判別対象物上に最低9点程度の既知点が必要になります。判別対象物を1m程度と設定し約1/100秒間隔の格子データ取得。マッピング対象地域26km×32km、約74.8億点のデータを処理、ガレキ総数4500箇所の判別データを完成させました。各ガレキ毎に、位置・取得した既知点数・面積・体積・海底からの高さ・水深・種類を抽出しました。ウインディーネットワークは、各測線間の横断誤差から逆修正する動揺補正技術及び各機器類のタイム誤差を補正するシステム、億単位の3次元点群データを平行処理するコンピュータシステム、各機器類のたわみを最小限におさえる艤装方法等を開発し発注者である産業技術総合研究所の要望に応えました。